膿 皮 症   (銀軟膏療法に依る深部膿皮症治験例)

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    動物皮膚病図鑑     2017/07/01日号        通巻153号

   キーワード   深部膿皮症  慢性皮下深部膿皮症 (蜂窩織炎・フレグモーネ) 
 
   プロフィール

   ラブラドールリトリバー  雄 11歳 49Kg 栄養良 元気低下

    9年前に4肢末端に化膿が始まり動物病院の診察で膿皮症との診断を受け、抗生剤の

  注射と内服錠の処方で長期間の治療を継続したが治癒せず、転々と
9年間に4軒の動物病院で

  診察・検査・診断を受けたが治らず四肢が腫れて・熱を持ち歩行困難となり痛がってきた、

  食欲は不定となって元気も低下するので吾が動物病院のホームページを見て希望を持ち

  遠方で有ったが来診した。

    来診時の写真3と細菌検査(抗生剤感受性細菌検査)

A 四肢末端は腫脹し膿漏開孔し
赤色膿汁を常時排出し湿潤・熱を帯びて跛行
・食欲減退

B 肢の中間部分は慢性化膿で脱毛・膿汁排出孔が複数連結して浮腫・疼痛

C 対側肢も同様に膿汁排泄孔が
 複数連絡している様な形態

D 患部の膿汁を感受性普通細菌培養検査で幾つか有効抗生薬品が有った

        治療開始して5カ月後の写真3枚と細菌検査(嫌気性細菌培養)

E 5カ月経過した四肢端の経過良好で腫れが引き、熱感無く発毛開始

F両足とも経過が良く歩行も正常に見える熱感消失し、発毛順調

G 後肢両側の経過改善している90%
良好・治癒

H 治療開始後3カ月の嫌気性細菌検査(酸素遮断)で特異細菌検出

   検査 視診で慢性化皮下膿皮症(蜂窩織炎・フレグモーネ)と見た

     数軒の動物病院での経過改善が無く皮下の細菌感染が悪化していた

  診断 悪性皮下膿皮症 (蜂窩織炎・フレグモーネ) 抗生剤耐性菌群感染症

   治療 細菌検査に依る適正抗生剤の内服・2週間毎の細菌検査

     通常の抗生剤に抵抗するので 銀性殺菌性化学剤軟膏(当院特別処方)12回塗布

     エリザベスカラーの着用

  経過 殺菌性化学銀剤(当院特別処方)の塗布包帯法が有効であった

  指導 先ず 患部の防舐方法が優先 舐めて患部の拡大・感染助長防止を常時務める


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     膿 皮 症   (シヤンプー多過に依る深部膿性膿皮症)

  動物皮膚病図鑑     2017/01/01日号        通巻132号

 キーワード   深部膿皮症  慢性皮下膿皮症 (フレグモーネ) 消毒不全  

       ラブラドリーレトリバー 雄 11歳 34kg 栄養 良

   6年前に皮膚病発生 動物病院に受診・検査・治療を転医5軒したが治癒せず膿皮症が酷くなり

  4肢慢性皮下膿皮症と罹患していたが・確たる診断・治療が不満足で抗生剤とステロイドのみ投与されるのみで

  皮膚病拡大悪化し、困っていた所・知人の紹介で当院を受診

     当院初診時写真4

A 前後肢表面に脱毛・熱感・肥厚して膿漏孔から漿液性膿汁を排出いているのは慢性深部膿皮症の典型的な病態

B 前肢の患部は脱毛・熱感・肥厚して膿漏孔閉鎖して痂皮を形成している

C 後肢の踵までの急性・慢性化・色素沈着している患部

D 両側後肢の慢性肥厚・隆起貸している深部膿皮症・舐性が強い炎症性

     初診時 患部細菌培養  抗生剤感受性試験    22種類の抗生剤の有効性を検査した 

 
                  ↓ 抗生剤は3種類しか効果が確認できなかった

X Y

              治療開始後2カ月経過中(90%治癒)  排膿は無くなり 乾燥 発毛を開始して来た

E 適正抗生剤の内服継続と殺菌・消毒剤の効果で乾燥し良くなっている

F 細菌感染のコントロールと炎症・肥厚が良くなり発毛開始している

J 膿汁分泌停止・肥厚減退・微毛が発生して経過良好

H 細菌感染は抑圧され膿汁分泌が無い・軽度の炎症・熱感無し

 
  検査 感染細菌の抗生剤適合培養検査で抗生剤の選択

  診断 4肢端慢性深部膿皮症 (フレグモーネ)

  治療 細菌培養感受性検査で複合抗生剤の処方12回の継続

   抗菌銀剤(<OTI>当院特別処方)・殺菌化学剤(KPS)の交互に外用塗布  

   複数回復の細菌培養感受性検査で抗生剤の再処方の反復

   シャンプー禁止 散歩後の足洗禁止 舗装道路速歩散歩

   ドライフード1/2 人食味付け1/2 13回の給餌

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  動物皮膚病図鑑     2016/04/01日号        通巻112号

     キーワード  皮膚病  非膿性膿皮症  シヤンプー多過  瘡蓋 (カサブタ)

  コーギー 13歳 不妊手術雌 8kg  栄養 中の下

  2年前に腰・臀部に皮膚病様変化に気が付き近くの動物病院で診断名不明のまま治療を受けて
 いたがその後クッシング病ではないかと言われながら治療を続けていた。
 
1年前に体調不良になり神経性疼痛との 診断で体重減少の指示で3kg減量し、
 週
1回のシヤンプー指示・励行・この間ステロイド剤を1日1回連続内服を励行したが、
 全身的に紅色脱毛斑か広がったので転医・来院した。

             初 診 時 の 8 枚 の 写 真 (シヤンプー後約10)

A  顔面には皮膚変化は無く綺麗に成っている、被毛は細く・厚みが感じられず軽かった・毛の退行変性が感じられる

B 頸から肩にかけて斑状脱毛は桃紅色を呈しているのは非膿性細菌感染の膿皮症

C 左側・大腿側面に多数の斑状脱毛は桃紅色を提示して掻痒性・舐性を表現している、多分左側横臥を好む習性有りか

D 胸・腰の背面にも多数の斑状脱毛は桃紅色を示して掻痒性が顕著・全体的に薄毛性を示す(長期ステロイドの副作用)

E 右側・腹側は対側より皮膚病変化が少ないのは此の犬は右側横臥を好まない性質のせいか?

F 背中の一部を拡大した写真・大小の脱毛域は炎症・桃紅色はステロイドホルモン連用とシヤンプー過度が原因

G 腋窩・前胸全面の桃紅色皮膚病変化と薄毛はステロイドホルモン長期連用の副作用

H 下腹部から内股の変化は床・敷物に長く接触する部位で湿度が高くなるので蒸れで細菌増殖が容易になる部分

  検 査  甲状腺T3T4fT3fT4何れも減退、 副腎皮質機能正常

 診 断  人為的シヤンプー多過に依る非膿性膿皮症・ベースにステロイドの長期使用等が関与している

 a ステロイドの長期使用は細菌感染を助長する性質が有る

 b シヤンプーは(皮膚バリアの破壊・アレルギー物質・細菌の侵入容易)

 治 療  ステロイドの正常量への暫減療法 抗アレルギ−剤の内服継続・シヤンプーは禁止
     (皮膚バリアの破壊・アレルギー物質・細菌の侵入助長)・栄養改善・ビタミン
A&Eの補給

     此の患犬は1ヵ月後に膿皮症は完全に治癒していたが、軽度のアレルギー体質なので
     抗アレルギ−剤の内服処方を継続している。

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              膿 皮 症 (アレルギー・ハウスダスト起源)

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  動物皮膚病図鑑          2014/06/01日号        通巻67号

             キーワード  皮膚病  膿皮症  細菌感染  化膿  瘡蓋 (カサブタ)
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                     動物病院で膿皮症と診断された方への解説 

             下記項目を理解してから下の画像解説をお読みください。

1       膿皮症と診断された場合 発症する原因が多く有ります    2       下の画像と比較・参考して発病原因を確認する

3       発症原因によって診断方法と検査方法が異なる           4       治療方法も病名に比例して多種変化する

5       単なる。抗生剤内服と軟膏塗布では治癒が難しい          6       各画像の解説を理解して治療に当たる事

7       疑問の点は動物病院の獣医師に質問する 
 

                 画像の診断名と皮膚変化の概要・診断・治療法の解説 
    

 A  単発性膿皮症  
(局所に限定した単純なる膿皮症)
抗生剤と軟膏塗布で治癒する。しかし時には毛包虫が寄生している例もあるので皮膚掻破検査で陰性確認が肝要、短期間で治癒するが再発があるので飼育環境の改善を考慮する
KPSの塗布で治癒する。

 B アレルギー性膿皮症  
(アレルギー・ハウスダストアトピー)が主な原因で2次的に細菌感染を起こす・シャンプーで皮膚バリア破壊し悪化すのでシャンプー禁止、家庭塵の吸収が免疫不全を起こすので舌下減感作療法と抗アレルギー剤KPSの塗布併用か治療効果を高める。

C 真菌性膿皮症  
感染真菌の種類が良性(アルテリナリア)の場合、表皮の炎症が限定し軽度で表皮深層まで炎症が進んでいない真菌性膿皮症で、多くはシャンプーの間隔が短い条件で発症するのでシャンプー禁止と
KPS塗布薬と抗アレルギー剤の内服で治癒する。

 D 包皮膿漏性膿皮症 
未成犬・去勢犬に発生する、包皮内に化膿菌
(黄色葡萄球菌)の感染で黄色の膿を出し、下腹部皮膚に感染し・犬は異物を舐めるので周囲に感染を広げて下腹部の周辺に膿皮症を伝播する。消毒液で包皮内の洗浄を12回・洗浄消毒は菌の排出が無くなるまで3-6カ月間連続しKPSの塗布する。

 E 医原性クッシング症候群
 皮膚の痒がりの治療にステロイド剤の長期・大量を継続すると、ステロイドの副作用が現れる皮膚病現象の
1症状で体重1kg当たり0.4mg以上の継続投与で発症する、回復・治療方法に困難が伴うのでステロイド剤の投与限界量に注意する。

 F 医原性毛包虫症
 皮膚病治療にステロイド剤の長期投与による副作用の部類で免疫抑制作用で毛包虫の繁殖作用が強まり毛包虫
(アカルス)が異常に増えて、皮膚症状を悪化させてしまうのでアカルスにはステロイド剤の使用禁忌・殺虫剤のみを使用する。

 G 放置性毛包虫症
 
(誤診性毛包虫症) 化膿・膿皮症(細菌感染)のみに注目して毛包虫感染(掻破検査)を見逃して、誤診してしまったケースで良く見かける症状である、初期の掻破検査が不十分の場合発生する症例で毛包虫(アカルス)は多くの犬が保有している。

 H 老齢性毛包虫症
 
(老齢栄養低下毛包虫症) 飼育環境の低下と食餌バランスが良くない場合、栄養低下に伴う毛包虫が全身的に感染を起こし慢性化したタイプで、老齢と免疫低下が重複している先ず皮膚掻破検査で原因確定して栄養改善から毛包虫の治療に入る。
       

 I 皮 膚 真 菌 症 
(カビ(M.カニス)の感染) 人畜共通感染症(人も動物も感染する病気) 皮膚糸状菌(水虫)と呼ばれ皮膚に感染するカビで皮膚表面が細菌感染に似た皮膚変化を起こし、人や他の動物に接触感染をする性質が在るので注意して検査・培養・診断・治療は慎重にします

    J  急 性 湿 疹  
(アレルギー1) 外見的に限局した細菌感染病変で伝染性は無い、蒸し暑い気候に突然発症する、痒み・痛み・化膿・舐める等の症状を示してくるが抗アレルギー剤・ステロイド剤の治療方法で短い期間で治るが再発性が体質的にある。
     K  疥 癬 症 
(疥癬虫の皮膚寄生性皮膚病) 人畜共通感染症(人も動物も感染する病気) 皮膚の掻破検査で疥癬虫か卵を確認で診断・殺虫剤の注射・内服・薬浴で治癒するが、飼育環境の消毒を徹底的にしないと再発・再感染がある。
   L 男性ホルモン減少症 
 
(去勢によるホルモン失調症) 同時に甲状腺ホルモン(特にT3ホルモン)の低下が同時に起きて膿皮症的なカサブタ(瘡蓋)を多数発症するのが多い、去勢をしてはいけません・去勢は自然の法則に反します、簡単に去勢をしないで下さい。
       
       M 老齢性湿疹  
(慢性老齢性湿疹) 加齢(概ね10歳以上)による免疫力低下が原因のアレルギー性体質に変化して、慢性化した湿疹を誘発し長期化して慢性タイプの湿疹様皮膚変化を長く維持する。少量のステロイド剤・抗アレルギー剤・ビタミンA&E剤の内服継続で好転する。
   Nハウスダスト・アトピー 
(アレルギー性皮膚病) 家庭塵が原因のアレルギー性の皮膚病で屋内飼育の動物に発症する、頑固で治りにくい皮膚病・抗アレルギー剤・ステロイド剤等の複数処方の内服と免疫増強の舌下減感作療法の併用でも治癒に長期間を要する。
    O 副腎皮質機能低下症  
(アジソン病・副腎ホルモン低下症) 副腎皮質からステロイドホルモンの分泌が何らかの原因で減少すると背腰面に湿疹様の皮膚病を発症する、血液検査で副腎ホルモン低下・血液中の好酸球数の低下で診断・ステロイドホルモンの内服継続で治癒する。
     P 全身性紅班性狼瘡  
(自己免疫性皮膚病・免疫異常で自身を攻撃する病気) 全身の皮膚・臓器に対して細胞を攻撃する免疫異常な皮膚病で致命的、免疫抑制剤・ステロイド剤の内服継続で好転するが予病を併発すれば完治は難しい病気で難病の部類。
       

Q 尋常性天疱瘡  
(自己免疫性皮膚病・免疫異常で自身細胞を攻撃する病気) 一見全身性の膿皮症に感じ単なる細菌感染と誤診をする場合がある、抗生剤に無反応で皮膚の免疫病理検査で診断する・治療は免疫抑制剤・ステロイド剤の内服継続で好転するので気長に治療する。

 
 R 落葉性天疱瘡  
(自己免疫性皮膚病・免疫異常変化で自身を攻撃する病気) 尋常性天疱瘡に酷似しているが瘡蓋(カサブタ・痂皮)が大きく落葉のように剥離するのが特徴で皮膚の免疫病理検査で診断する・免疫抑制剤・ステロイド剤の内服継続で好転する。  

 S 紅班性天疱瘡  
(自己免疫性皮膚病・免疫異常で自身を攻撃する病気) 主に鼻から顔面の皮膚を冒す皮膚病で抗生剤に無反応な膿皮症様頑固な皮膚病・免疫抑制剤・ステロイド剤の内服継続で好転する、致命的な皮膚病では無いが気長に治療する、発症頻度が多く膿皮症と誤診のケースが多いので注意する。

 

 T ジュウリング皮膚病  
(自己免疫性皮膚病・免疫異常変化で自身を攻撃する病気) 発生頻度が少ない膿皮症様の皮膚病で尋常性天疱瘡に似ているので誤診性がある症状・抗生剤に無反応で皮膚の免疫病理検査で診断・免疫抑制剤・ステロイド剤の内服継続で好転する。

       

 U シュナイザー面庖  
(特定の犬種に発生する面庖) シュナイザー・ヘアレスチャニーズ等に発生する特異な皮膚病で背中を主病変とする多数の面庖(ニキビ)を発症する皮膚病で、抗生剤に無反応・ステロイド剤・抗アレルギー剤・ビタミンA&E剤に良い反応する皮膚病。

 
 V 皮脂腺炎症  

(自己免疫性皮膚病・免疫異常で自身の細胞を攻撃する病気) 皮脂・瘡蓋・脱毛が全身性に起こる皮膚変化を来たし、通常の治療に無反応で・免疫病理検査で診断する・免疫抑制剤・ステロイド剤の内服継続で好転するが長期間治療をする。  

 W 深部膿皮症  

(皮膚深部の皮下織の細菌感染で特異な膿皮症・酸素を嫌う細菌感染) 普通の抗生剤に抵抗性があり、特殊な嫌気性細菌培養をして診断・感受性細菌培養検査で抗生剤を選び長期内服を継続する・再発性があるので慎重に治療する。

 
  X ウェーバー・クリスチャン症候群 (無菌性皮下脂肪織炎・原因は未解決の皮膚病) 皮下脂肪組織の脂肪融解を伴う多発性の結節性紅斑・発熱・元気喪失・局所の疼痛を起こし皮下の脂肪組織の自壊・血漿液の漏出が不特定の部位に発生し免疫抑制剤・ステロイド剤の内服が有効な困難な皮膚病。
   Y  KPS 塗布薬 
 
(当院独自の特別処方の膿皮症の特効薬) 通常の細菌性膿皮症には11回薄く塗布するのみで短期間に膿皮症は改善する軽症ならば抗生剤はいりません、自己免疫性皮膚病にはステロイド剤・免疫抑制剤の併用が必要です、高い評価を得ています。
  
 

 

 Z  STS塗布薬    

(当院独自の特別処方の発毛促進の塗布薬)  11回薄く刷毛で塗布するのみで短期間に脱毛は収まり、皮膚の炎症を改善して特に発毛促進作用を維持し甲状腺ホルモン低下の症例には内服と相乗作用により効果を発揮します、抗菌・殺菌作用(非抗生剤)がありふけ瘡蓋に効果を示す。

    

   検査項目  病名により検査項目が決まりますので、最小限に必

  ホルモン検査 

  Corti(副腎皮質ホルモン) T3 (甲状腺ホルモン) T4(甲状腺ホルモン) fT3(甲状腺ホルモン)  fT4(甲状腺ホルモン)

  般血液検査 

      好酸球数
(アレルギー関係)  アルブミン(蛋白質)  ALKP(肝機能)  140(正常)   ALT(肝機能)

         
GLU(
血糖値 CHOL(コレステロ−ル)   BUN(腎機能)    TRIG(中性脂肪)

   寄生虫検査 毛包虫 疥癬虫 ダニ 蚤 

   真菌検査 直接検査 培養検査 同定検査

  病理組織検査 
     
         
一般病理組織検査  免疫病理組織検査 

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      診 断 病態は グレイド最高を(4.0)として(2.8以上)の評価は重症の部類

     膿皮症(細菌感染)を主とした随伴する特異な疾患・病名  

   治 療 

   抗アレルギー剤 副腎皮質ホルモン 抗ヒスタミン剤 甲状腺ホルモン 亜鉛 ビタミンA EF

    
カルシュウム等複合の内服薬 

     病名毎の コンピューター処方を 13回内服  患部には消炎・発毛促進剤の KPS・ STS液の1日1回塗布

   指 導

    シャンプー禁止 足洗禁止 散歩は人車の多い繁華街 公園草むら禁止

   註1 皮膚病の治療にステロイド剤のみの単独内服薬を長期内服しても治癒しない、

     約
10種類の複合コンピューター処方をしていれば慢性化せずに治癒したであろう。

   註2 皮膚病を治すには内服薬を13回に分服するのが効果的。

   註3 皮膚病は皮膚科以外では治らない・皮膚科で専門治療しましょう。   

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 動物皮膚病図鑑  皮膚科 動物病院   2012/03/25日号   通巻8号

 
キーワード  皮膚病 アレルギー 膿皮症 細菌感染 ステロイド剤 シャンプー


1.患犬の病歴    パ グ   2歳 避妊雌   7.5Kg  栄養中    
       2年前発症 掻痒が強く、近くの動物病院で・ステロイドの軟膏・抗生剤・とシャンプーの治療を
         長年継続していたが好転せず、シャンプー後にに悪化するので転医 来診
 。
              過去の診察時に皮膚病に関する検査はせず視診のみの診断で治療してた

2.診察時の画像

 初診時の両腋窩の化膿性慢性炎症が著明

肘関節の前面・側面不整形の化膿炎症

 下腹部に化膿性・広域性炎症多数
 何れの炎症も細菌感染が原因で起きる
  細菌感染の皮膚病にはKPsが有効  四肢肉球間の炎症は軽度のアレルギー


  3.検査 
    視診検査   栄養中 ・ 被毛乾燥し掻痒性が強く細菌感染による化膿性痂皮が広域に
         発生している、シャンプー多過に起因する表層性細菌感染が原因となっている。
       全身性の広域な細菌感染顕著・ 両腋下・下腹部の化膿炎症と掻痒性が強い。

   皮膚の寄生虫検査   疥癬虫 ・ 真菌・毛包虫は陰性 ・感染細菌の22種類の感受性試験
   6種類のみの抗生剤が有効で他の16種類の抗生剤に耐性を示していた、
   一般 血液検査ではALT の数値が高く肝機能の変化が見られた。
4.診断       アレルギー性の膿皮症 (細菌感染)。
5.治療方針  悪化の原因はシャンプーによる皮膚バリアの破壊による細菌感染の増悪化。
       シャンプーの禁止・抗生剤・抗アレルギー剤の内服・ 
(アレルギー・コンピュター自動処方)
           消炎剤の内服 ビタミン剤 患部には
KPS(当院処方)を1日1回の塗布・数回で効果
          原因療法として
舌下減感作液の10.000倍液からの内服使用指示。
6.注意事項  シャンプーの禁止、散歩後の足洗いの禁止を指導。
                                              TOPに戻る
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 動物皮膚病図鑑  皮膚科動物病院     2012/04/05日号   通巻9号

 キーワード  皮膚病 膿皮症 アレルギー ハウスダストアトピー 舌下減感作療法


1.患犬の病歴   フレンチブルドック   4歳 避妊雌   10Kg  栄養中    
     年前に発症 化膿性の掻痒が強く、近くの動物病院で・抗生剤の錠剤・
     とシャンプーの治療を継続していたが全身性に拡大、シャンプー後に悪化と
     悪臭(化膿)が進行するので転医 来診する
 。

        過去の診察時に皮膚病に関する検査はせず視診のみの診断で治療してた。
2.診察時の画像

 大腿幹部の化膿性慢性炎症が著明

膝関節の下面結節性のの化膿炎症

 下肢全体の化膿性炎症多数
 大腿後辺に毛包炎性膿皮症多数
  細菌感染の皮膚病にはKPSが有効  アレルギー性化膿症の特徴

 3.検査 
    視診検査   栄養中 ・ 被毛乾燥し掻痒性が強く細菌感染による化膿性痂皮が広域に
         発生している、表層性毛包性葡萄球菌感染が原因となっている。(通称飛び火)
       全身性の広域な細菌感染顕著・四肢の側面の化膿炎症と掻痒性が強い。

       皮膚の寄生虫検査   疥癬虫 ・ 真菌・毛包虫は陰性 ・細菌培養で葡萄球菌感染
       細菌の感受性試験での22種類中、
MI Dox Gent Anmpkの4種類のみの抗生剤が
       有効で他の18種類の抗生剤に耐性を示していた、
   一般 血液検査では変化が見られず。只好酸球のみが22と低くステロイド投与のせいであろう
4.診断  アレルギー性の膿皮症 (細菌感染)。
5.治療方針  悪化の原因はシャンプーによる皮膚バリアの破壊による細菌感染の増悪化。
          
KPSの塗布と抗生剤・(アレルギー・コンピュター自動処方) 抗アレルギー剤の内服・
          消炎剤の内服 ビタミン剤 
          原因療法として
舌下減感作液の10.000倍液からの内服使用指示。
6.注意事項  シャンプーの禁止、散歩後の足洗いの禁止を指導。          
                                       TOPに戻る

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  動物皮膚病図鑑  皮膚科動物病院   2012/05/05日号   通巻12号

キーワード
 アレルギー ハウスダストアトピー シャンプー 膿皮症 抗生剤 ステロイド剤


1.患犬の病歴   フレンチブルドック  雄  2歳  10.5kg  栄養良    
   
2年前に発症、近所の動物病院を受診する、抗生剤の投与を受け治療を継続するが改善されず
      全身性に班性脱毛が広がり、体臭も膿の臭いが強くなり、シャンプーを勧められたので
      頻回にするが益々患部が拡大し悪化するので当皮膚科を受診する。 

2.診察時の画像  (下画像は当皮膚科を受診時の皮膚変化) 

 初診時の痂皮性不整形脱毛班著明

体側両面・脱毛炎症性病変多数

 胸部から腹部に懸けて広域の病変
  下腹部に大型赤色性膿皮症
腰の背面に痂皮性の感染皮膚面    小冠性膿皮症が多数発生している


  3.検査 

    細菌培養*感受性試験 CL Amp Oflo Neo Gn Nor Cp Ct Cc Myに感受性あり
   
  血液検査 ALB(蛋白質)3.5  ALKP(肝機能) 68 ALT(肝機能) 24 GLU(血糖) 113
        CHOL (コレステロール) 220 BUN(腎機能) 11


    
 ホルモン検査 Corti (副腎皮質ホルモン)3.76   T3 (甲状腺ホルモン) 0.46
       
T4 (甲状腺ホルモン)2.3  FT3(甲状腺ホルモン)3.38  FT4 (甲状腺ホルモン)0.67
  

       寄生虫検査  毛包虫  疥癬  ダニ  何れも陰性

4.診断  アレルギーが関与している 免疫低下性伝染性膿皮症

5.治療方針 検査結果による抗生剤、(アレルギー・コンピュター自動処方) 補欠ビタミン剤・

    甲状腺剤・の補充舌下減感作液の毎日投与、外用塗布薬は
(自院処方調剤)のKP軟膏を
        毎日塗布する、シャンプーは当分禁止の厳守を指導

6.注意事項 症状好転するまで内服薬は1日3回分服する事と外用塗布するを厳守継続する。

         シャンプー禁止・散歩後の四肢・肉球間の水洗い禁止の厳守。
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  動物皮膚病図鑑   皮膚科動物病院   2012/09/25日号   通巻26号

 キーワード 皮膚病 ハウスダストアトピー 膿皮症 舌下減感作療法 シャンプー

  1.患犬の病歴
     
 プロフィール      

            ミニチア・ダックスフント  雌 6.5kg   栄養 中

     2週間前に体表に円形の痂皮を発見し、近隣の動物病院で診察し

     抗生剤とシャンプーの指示を受けている。円形痂皮が全身に増えて来たので

     シャンプーを頻回にするように指示を受け、毎日シャンプーをしたところ全身に

     伝播してきたので、皮膚科専門医当院を受診

   2.初診時の画像  (下の画像1−3は当皮膚科へ来診時の皮膚変化)
                                  4−5は治療開始後3週間後の改善した症候 

 シャンプーで細菌感染を広げた    表皮小環が多数発生 (飛び火)
 表皮小環の痂皮は除去されている
2週間後・炎症消失・薄く色素沈着
 新規感染は全く認められない
 感染細菌の抑制と殺菌剤(自院調剤)
 感染細菌の薬剤耐性獲得が無い。
治療2週間後・表皮小環・皮膚改善
 被毛光沢が改善されて来ている

    3.検査 
         
      
血液検査  不必要     ホルモン検査 不必要  

            皮膚掻破検査は   毛包虫 (-)  疥癬虫 (-)

              細菌検査 感受性試験
   4.診断   膿皮症  表皮小環  表層性膿皮症   (細菌感染・飛び火)

     5.治療方針  抗生剤を1日2回内服 (1週間のみ)

                  患部にKPSを1日1回塗布

                  シャンプー禁止して皮膚を乾燥するように指導

                  ビタミン剤 A    E Fの1日2回の内服

       治療は長期間かかる事を理解・納得・同意を得る
     
飼育指導   シャンプー禁止、散歩運動から帰ってから足を洗わずに拭くだけとする 

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  動物皮膚病図鑑  皮膚科動物病院   2012/12/15日号   通巻34号

 キーワード 皮膚病 去勢 掻痒 膿皮症 痂皮 アレルギー シャンプー

1.患犬の病歴 (典型的な細菌感染(膿皮症)の症例)
      プロフィール
 
           mon 去勢雄 6歳 8kg  栄養 中

      四肢指間 肉球間をしきりに舐めるので近医でアレルギーと抗生剤の

      治療を始めたが顎の下・前肢内側・腋窩・踵の上下腹部等の治療効果が

      認められないので、皮膚科専門医の在ることを知り受診した。


  
2.初診時の画像
                                 

  上下の口唇・眼の周囲掻痒    下腹部・内股に小班性炎症
左図の拡大・細菌感染・痂皮・炎症
  両側臀部・対象性の裂毛性変化
 被毛乾燥してその尖端が切れている  胸の中心部が斑状に裂毛性の病変

    3.検査・視診 

     一般症状に緒変化が無いので血液検査は省略した。

        稟告・視診等にて皮膚の外部寄生虫検査は不必要と判定した。

    毛包紅色変性・膿包・痂皮・掻痒・舐性・膿痂疹の多数発生・

    感染細菌の培養・抗生剤に対する抵抗性の検査(感受性試験)

   
 4.診断        (典型的な 細菌感染(膿皮症) の症例)
               

                稟告・皮膚変化部位・症状からハウスダストアトピーに付随しての

        膿皮症 (飛び火・膿痂疹の多数発生)

        去勢による男性ホルモンの低下 (ホルモンのバランスの失調)

        大腿後面の裂毛は (性ホルモンのバランス失調が原因)

  5.治療方針 
        
 感受性試験による最適抗生剤の選択処方

         アレルギー体質の改善と免疫力の強化目的で

         ハウスダストアトピーのコンピュター自動処方

         ハウスダストアトピーの舌下減感作療法の1万倍液から開始

         皮膚・被毛の生育改善にビタミン A E F剤の毎日内服

         膿皮症の患部には1日1回 KPSの塗布を指示する。

     飼育指導

         シャンプー禁止 (感染細菌の伝播の防止・皮膚バリアの損壊防止)

         散歩・運動後の足洗の禁止、(アレルギー因子の侵入防止)

        繁華街の散歩・運動指示 (視神経よりの神経鼓舞作用)

      無暗に去勢すると ホルモン不全から体質の変化がアトピー体質に免疫性まで被害が拡大する
      
       去勢の副作用 人は去勢しないが 犬は安易に去勢する 不合理な 動物虐待は しないでください

     去勢・不妊手術は体質劣化・ホルモンのバランス失調・アレルギー体質になりやすいので絶対禁止。
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   動物皮膚病図鑑     2013/12/15日号        通巻56号
                   キーワード 犬 皮膚病 
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       * * メ ー ル 相 談 の 症 例 * *

   飼主さんからの郵送又はメール添付の写真・過去現在の治療状況・検査結果など添付書類を参考に診断します。

  相談依頼者  島根県 Mさん.平成13.11.13 受付  皮膚病のメール相談例
  
   ミニダックス 去勢雄 11歳 10.2kg

  7年前から原因不明の皮膚病を反復罹患し近医で投薬・シャンプーの指示、食餌の変更を指示されたが

 良い結果が得られませんが、自然と回復して治癒したりして時折・皮膚病が出たり落ち着いたりしていました。

   平成137月に多飲・多尿・食欲増進して近医で血液検査してクッシング症候群と糖尿病予備軍と診断されたが

 治療はしていない。そして
8月に皮膚病が再発して再度近医を受診しましたがきちんと診てもらえずやはり治療は

 何もしていませんが皮膚病は日に日に悪化してきましたのでメール相談に及んだ。

 患犬の皮膚病写真10数枚(3日前撮影)同封して検査内容と過去の病歴書類を同封して来ました。
 

           以下相談者が撮影した中から・4枚選別した写真

          1.右体側面斑状脱毛斑 
皮膚は白色肥満体をして全体的に抜け毛が多く斑状脱毛
痕跡が多数診られる、皮膚肥満は中性脂肪が
165で高く、又副腎ホルモン(軽いクッシング症候群))が多く分泌されている結果・軽度の肥満体を起こしている。
     2左体側面斑状脱毛斑 
左右対象性
(ホルモン失調+アレルギー体質が基礎にあ
)に膿皮症痕の斑状脱毛と広域の希毛・腹部の肥満は肝臓.肥大・体脂肪の増加が伺える、此等は軽症のクッシング症候群で通常見られる症状で症状の判断不足がある。

3.下腹部紅色炎症・薄い痂皮と色素斑 
典型的タイプの膿皮症です、原因はアレルギー体質にシャンプーに依る界面活性剤が皮膚バリアを破壊した結果皮膚細菌の感染増殖を誘発したので多くの膿皮症斑を併発した証拠である。

   4.下腹部の拡大化と膿痂皮斑 
 左の写真の拡大したもので円形の炎症は膿皮症・ 
 細菌感染があり膿汁性の薄い痂皮形成が典型的な
 アレルギー体質に細菌感染を誘発した膿皮症の皮膚
 変化を示している標準的に多く見られる皮膚病。
 
   
参 考 意 見

  1.前医は初診で正確な診断をしないで抗生剤・シャンプーの指示をして・また膿皮症の診断をしていない。

  膿皮症にはシャンプーを禁止するのが原則(皮膚感染を広げて悪化かさせる)を見逃がしている。

  2.再診時血液検査はしているが 検査数値を正確に解読してなく皮膚変化と総合しての診断に欠けている。

  必要以外の検査をして (診断に不必要な検査数値を見て)いるので診断を絞れず迷いが出ている。

  ホルモン検査数値が正常値の上限であるがクッシング症候群の皮膚症状が出ていない、

  多飲・多食があれば糖尿病を疑うが・血糖値は正常であるから糖尿病予備軍には入らない。

  3.飼主の知識−・−皮膚病なのに外科等の専門以外の科目にに診察を受けますか ???  皮膚科を受診しましょう。

  獣医科大学病院でも各科目毎に専門の獣医師が居ます、一人で全科目を診るには無理の時代では有りませんか。

  4.飼主の心得 皮膚病に成ったら・皮膚科に強い動物病院を探して受診して下さい。

    5.セカンドオピニヨン制度が有るので、診断・治療に疑問が有れば参考に他の病院を訪ねる事は賢明の方法です。
               

 +++ 当院は皮膚病メール相談・セカンドオピニオン制度に対応しています別記参照 +++
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  動物皮膚病図鑑     2014/11/15日号        通巻80号
      キーワード
 

 皮膚病 
 斑状脱毛 細菌感染 シヤンプーの副作用
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     プロフール 
  フレンチブルドッグ 去勢雄 4歳 11kg 栄養 普通

 18カ月前に下腹部と背中に円形の脱毛性の皮膚の異常を見たので近くの動物病院で診察を受け、

 脂漏性のカビの感染であろうとの診断で抗生剤(セファレキシン)とステロイド
5mg

 1錠を又は半錠とマラセブのシヤンプーをするよう指示を受けた、1年以上経過したが良くならず

 全身的に脱毛斑が多数になったのでホームページをみて来診した。

註 細菌検査をせずに抗生剤(セファレキシン)を投与した。

註 カビの検査・培養せずにカビ感染の診断をしている。

註 カビには抗生剤(セファレキシン)無効です。

註 細菌感染症にはステロイドの処方良くなく悪化させる。

註 細菌感染症にシヤンプーすると細菌感染を全身に広げ悪化する

                         初 診 時 の 写 真 6 枚
 

A 眼瞼周囲と上口唇域の炎症・脱毛はアレルギー体質・ハウスダストアトピーが原因の基礎疾患をあらはしている、鼻梁の変化は甲状腺低下。

B 体表面に多数の不正形の脱毛斑は膿皮症(飛び火)、シヤンプーによる細菌感染伝播で発生するもので洗えば洗うほど増加して悪くなります。

C 胸・腹・太腿もシヤンプーが原因で膿皮症の伝播・拡大して多数発生している、膝関節部分の脱毛はアレルギー体質・ハウスダストアトピー・草木アレルギーの何れかが関与している脱毛性の変化。

D 側面の斑状脱毛斑の多数発生は過度のシヤンプーで細菌感染が進行・悪化したもので一部に隆起した肉芽状突起は慢性化した膿皮症の特徴である。

E 胸の炎症斑状は膿皮症(飛び火)の初期変化で放置すると脱毛斑に変化する。右肘関節よりの脱毛・炎症・色素沈着はハウスダストアトピーの慢性化症状。

F 大腿後面の希毛性脱毛は去勢による男性ホルモン脱落によるホルモン失調が原因で発症するもので、これにシヤンプーが細菌感染を悪化しての膿皮症

検 査

    細菌培養感受性検査 (培養細菌がどの薬に効くか・効かないかの検査)

  診 断

       去勢によるホルモン不全とアレルギー体質による 皮症(飛び火)

         悪化原因は過度のシヤンプーが細菌感染を誘発・併発・増悪させている。

   治 療

    感染細菌の感受性培養検査成績で適正な抗生剤の使用

    膿皮症を続発・悪化させるシヤンプーをしてはいけない

    抗生剤の12回内服 抗アレルギ−剤複合処方13回内服

    感染皮膚には KPS剤(当院独自の処方塗布薬)11回塗布

   指 導 

        シヤンプーは絶対禁止(感染を広める)

    註 感染細菌の感受性培養検査をせずに見込みで抗生剤を使用しない

  註 去勢は男性ホルモン欠損でホルモンの不全・失調を起します。

   (人も犬も哺乳動物で人は去勢しないのに・犬の去勢は間違いです)

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