42. 禿頭症 (はげあたま)

頭頂部の脱毛を主とした炎症・脱毛で原因が確定してない皮膚疾患
主として神経疾患が関与していると想定される症候群
小型犬種・血統・遺伝子関与説が主流と想定されるが確証は無い
付随因子として
去勢・不妊手術・(若年性)・性ホルモン脱落・欠除・甲状腺低下・神経刺激
軽度の炎症が伴い血中好酸球の増加からアレルギーも疑われる
多くの場合幼年期の 去勢・不妊手術の関与が1因子と濃厚
皮膚寄生の細菌・真菌・寄生虫は除外条件と成っているが原因不確定

主たる症候
頭頂部の脱毛・炎症・出血・痛み・掻痒・色素沈着
副症候
耳介・四肢遠位の皮膚脱毛・炎症・出血・痛み・掻痒・色素沈着
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皮膚科専門外来病院  2017.11.15  162号



チワワ 不妊雌 1歳 2kg栄養中
生後6カ月で不妊手術(人では小学生の年齢・性ホルモンの欠如)した、その後3-4カ月で
頭頂部脱毛・禿が始まり四肢側面・踵の脱毛患部は拡張し、軽い色素沈着が始まった。
食餌・元気には変化がなく全身の被毛が薄くなった、病院に行き診察を受けたが
診断不明で経過観察・シャープを
2週間に1回の指示を受けた、全身の毛が薄くなり
頭の中央が禿て来たのでホームページを見て来診した。

   初 診 時 写 真 4 
 

A 頭頂部の禿頭面と両側の耳介表面が広域に脱毛が顕著であり、毛筆は光沢無く・乾燥してパサパサしてい

B 禿頭部の拡大では表面が乾燥して円形に脱毛が広がっている・桃紅色まで行かないが皮膚は軽度の炎症性を示してい

C 大腿の踵上下の皮膚の炎症跡は色素沈着を起こし、時間の経過を示している皮膚変化であった

D 下腹部から大腿内側は色素脱落している、色素遺伝因子が関与しているか??

      治 療 開 始 後 11カ月 の 写 真

E 表面顔貌は正常で被毛の光沢は改善されて耳介の発毛は正常に成っている

F 禿頭部には正常に近い被毛の状態に復帰して来た、又発生している毛には光沢があり良好であった

G 踵から遠位の皮膚には色素沈着が残っているが僅かに発毛が初めている、全身性の掻痒感は僅かに残存している

H 両側後肢踵の遠位はほぼ正常な皮膚・被毛に改善されている

問診・視診 元気・食欲に著変が無い、喜怒哀楽にも変化なし、禿頭のみが著変で有った

検査 初診時の血中好酸球のみが608と上昇していた

皮膚の炎症性を証明していたが 経
過良好と共に血中好酸球272と正常値に復帰

診断 アレルギー性の禿頭症(発症原因不明の禿頭症)

   想定疾患は常同障害(神経性)を疑う

治療 複合抗アレルギー剤、精神安定剤・複合内服を13回ビタミンA &Eの内服

指導 夜は早く寝かせる、朝日は長く散歩・シヤンプーは禁止・食餌は13回の給餌・
 
 家族と遊ぶ時間を長くする。
                                

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