アロペシアX 診断・治療(画像説明)
1.病 状 群
小型犬(ポメラニアンが最多・ミニチュヤープードル・マルチーズ・シーズー)
年齢 1歳から12歳 性別 雄雌無関係 不妊雌 去勢施術差別無し
体型普通以下 頸部体側面脱毛 被毛乾燥 光沢減退 頭部四肢は正常
皮膚炎症脱毛部の色素沈着 掻痒性は皆無
顔貌・幼稚タイプが特徴
横浜・雄・5歳 |
静岡・去勢雄・4歳 |
埼玉・雄・5歳・ |
神奈川・雄・5歳 |
東京・雄・5歳 |
埼玉・去勢雄・4歳 |
東京・雄・4歳 |
静岡・去勢雄・4歳 |
年齢に関係無く・顔は子供じみている・特徴(診断ポイント)
2.系統的 発症順位
頸部-胸ー腹-大腿側面・下胸・腹部・大腿後面・尻・尾の順・左右対称脱毛
白色指示環・発症部位&順位 **
初期--被毛乾燥・薄毛-皮膚の炎症-患部拡大化
中期--左右対称性の被毛劣化・脱毛・薄い色素沈着
後期発症--慢性化皮膚・色素沈着増加
全期-掻痒性・体臭変化無し・性別・元気・栄養状態・初発年齢不特定
1.頸部が初発部位・薄毛・炎症性桃紅色 |
2.頸部から体側面・尻の順に脱毛拡大 |
3.病期の進行で脱毛域の拡大 |
4..慢性化は脱毛域の色素沈着 |
5.大体側面に脱毛域拡大 |
6.体側面左右対象性脱毛 |
7.背中から腰に拡大病変部 |
8.首から下胸に脱毛 |
9.下腹部に炎症性脱毛 |
10.尾に炎症性脱毛 |
11.肛門周囲炎症性脱毛 |
12.大腿後面・脱毛・色素沈着 |
3.皮膚変化・病状の数値化
(アナログを--デジタル化)
皮膚病状を13段階の指数化する
通常は軽症・中症・重症の分類
皮膚科では13段階に分類して処方・投薬を細分化している
病状のグレイド化・画像の分析・分類・被毛-皮膚変化
重症・軽症の順に病状(重さ・)を詳示
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グレイド4.0 最悪期 | グレイド 3.9 悪期 | グレイド 3.8 悪期 | グレイド 3.7 |
グレイド 3.6 | グレイド 3.5 | グレイド3.4回復期 | グレイド3.3回復期 |
グレイド 3.2 | グレイド 3.1 | グレイド 3.0 | グレイド2.9治癒期 |
尾の脱毛状態
病態が進むと尾に変化が出現する
グレイド 4.0 最悪期 | グレイド 3.9 最悪期 | グレイド 3.8 悪期 | グレイド 3.7 |
グレイド 3.6 | グレイド 3.5 | グレイド 3.4 | グレイド 3.3 |
グレイド 3.2 | グレイド 3.1 | グレイド 3.0 | グレイド 2.9 治癒期 |
4. 検 査
アロペシアX・に関しては 一般的および特殊検査で特徴的変化ない。
ホルモン・アレルギー・免疫検査・皮膚病理学検査等で異常は無検出。
高価の検査は不必要で無駄な結果と成ります
初診時の被毛・皮膚の視診・検査を各部位のグレイドを確認が大切。
患犬のグレイド判定はAACPの処方と治療の経過に関与するので大切。
5. 治 療 法
アロペシアX・用の市販の既成錠剤薬品は有りません
当院の10数種類の薬剤を1日3回内服し継続指導。
2-3の薬品・錠剤では治療効果を期待出来ず、
治療の失敗例になります。
当院の40数年間皮膚の治験を積み重ねた結果、
特別処方が完成して効果を発揮。
特別処方をAACPと命名し十数年間常用しています。
アロペシアXは特効薬は皆無・進歩し良く治癒する。
最近はAACP・1日3回内服例での治癒症例写真を以下に提示します。
治療を放棄された患犬が遠方より多く来診。
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7. 治 療 症 例
前医は診断不詳でシャンプー推奨した・無治療・放置で悪化進行
去勢雄・3歳・1年半前・肩から脱毛炎症開始・診断不詳・悪化し来診
アロペシアXと診断・AACP1日3回内服・5カ月で被毛回復・内服継続中
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6. 治 療 症 例
内服開始 15ヵ月以内で発毛完成する
初診時の写真
ポメラニアン 雄 6歳 2.9kg 2年前 脱毛炎症開始
他院で甲状腺低下症の診断・治療で効果なく来院する
内服は長期間を普通1年以上を必要とする皮膚病
04.30↑初診時脱毛炎症・色素沈着著明
.09.22 内服開始5カ月で発毛70%回復 ↑内服後毛質回復90%良好
↑内服後 数カ月 11.19 の被毛・光沢 完全回復
再発防止のため内服・減量して継続内服中
再発は更に治療期間が延長 慢性皮膚疾患に進展する
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↓初診時の多様な皮膚 被毛の変化各層の変化
0401・初診・福岡・ トイプードル・4歳 |
1223・初診・ポメラニアン・鹿児島・雄・1歳 | 0903・初診・大阪・ トイプードル・5歳 |
0318・初診・5歳・ ポメラニアン・東京 |
AACP・内服開始・ 14ヵ月・福岡・ 治癒期 |
AACP・内服開始・ 9ヵ月・鹿児島 治癒期 |
AACP・内服開始・ 10ヵ月・大阪 治癒期 |
AACP・内服開始・ 5ヵ月・東京 治癒期 |
初診の・グレイドの数値差で発毛開始・
毛並みの伸長・回復・期間の差が起きる
0429・初診・静岡・6歳 | 0418・初診・静岡・雌・4歳 | 4029・初診・東京・ 6歳・雄 | 1104・初診・東京・ 雌・4歳 |
AACP内服開始・5ヵ月・治癒期 | AACP内服開始・4ヵ月・治癒期 | AACP内服開始・5ヵ月・治癒期 | AACP内服開始・9ヵ月 治癒期 |
現今有効な市販薬の販売がない、
巷間では2-3の錠剤効果報告が有るが不確定。
アロペシアXに1-2種類の錠剤使用では治癒は困難、
10数種の薬剤で相乗効果を期待・治癒が望める
臨床経験豊富な獣医師
経験豊富な皮膚科医は高価な検査をせず、
病歴・問診・患部の皮膚変化等の総合で診断確定する。
臨床歴が長いほど多くの症例を経験している。
臨床歴の浅いか・短い医師
治療経験が少く全科目診療する医師は高価検査・治療する。
臨床経件が少ない・何か検査をしないと診断力の不足。
去勢・不妊手術を薦める・去勢・不妊でも発病している
7. 皮膚科専門医 科目別診療制度
皮膚科のみの専門医(全科目診療では無い)を探して診断・治療を受ける。
自称・皮膚科専門医と称している・実は全科目診療の病院が多い。
一人で全科目を診療するスーパーマン医は皆無・各科目別医が当然。
例えば 大人の病気に小児科での診療を受けますか???
目が悪ければ眼科・心臓の病気は循環器科・胃腸の変化は消化器内科
皮膚の変化は皮膚科へ・外科は皮膚科ではありません。
アロペシアX・は皮膚科のみの獣医師の診察・治療を受けましょう・
8. セカンドオピニオン
アロペシアX・の診断・治療に不審が有れば愛犬の為
近隣に皮膚科専門医がない場合は皮膚科医を探し相談・診療を依頼
皮膚科専門医に診断を依頼するのがセカンドオピニオン
電話0466-22-3981診察日土・日曜日9.00-16.00
指定日時・以外は留守電になります
皮膚科に強い病院・二次診療医を探す・診断を受ける
9. メール相談
スマホで・検索で皮膚科・専門医を探し・メールで相談
近隣に該当する皮膚科専門医がない場合は
患犬の履歴写真を添付しメール診断・治療を受ける。
皮膚科に強い病院が無い時メールで診断を受が最適
メール相談は まず電話連絡してから
10.近隣に皮膚科・専門医が居ない場合
診察予約 セカンドオピニオン 又はメール診断・治療
電話 0466-22-3981診察日 土・日曜 9.00-16.00
指定日時・以外は留守電になります
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