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G自己免疫関連性
4.尋常性天疱瘡
要約
症状写真18枚掲載
原因 | 自己免疫性で皮下棘細胞間にIgG IgA IgMの抗原・抗体反応が起きる |
症状 | 全身の皮膚に限極性の膿皮症に似た膿性痂皮を作る |
稟告 | 生後間もなく発症し食物アレルギーの診断で治療を受けていたが悪化で転医来診する |
検査 | 免疫病理組織検査 感受性ディスク検査 |
鑑別 | アレルギーW型以外のアレルギー・膿皮症・脂漏性凝固・疥癬・毛包虫症との比較 |
診断 | 経験を積めばPhoto evidenceで十分に可能 |
治療 | ステロイド・抗免疫抑制剤・抗アレルギー系統の薬剤の調整で好反応する 感受性デイスク検査結果での抗生剤の併用した内服薬の処方 |
予後 | 内服薬を継続・減量処方・閾値維持 |
文書交付 | 原因 診断項目 内服薬の内容説明 |
- 膿皮症と誤診し易い症候群が特徴で診断を間違え易いので注意しなければ成らない
- 耳介の裏表も丁寧に検診して誤診を防ぐ
- 感受性デイスク検査で適正な抗生剤の投与で好転する
- 治療開始2ヵ月後の症候で膿皮症の症候は消失している掻痒性は殆ど完治しなくなっている
- ステロイド・免疫抑制剤・抗生剤の連続投与で全身の症候は改善され元気・食餌も良くなった
編集内容
発病原因 | アレルギーW型の原因不明を伴う難治性皮膚病 |
皮膚病症候 | 画像19枚で初診症状時の写真をPhoto evidenceとして提示 |
検査 | 免疫病理組織検査 感受性デイスク検査 好酸球数 ALKP T3 T4 コルチゾール |
類症鑑別 | W型以外のアレルギー・膿皮症との鑑別比較する |
診断 | 大旨初診時のPhoto evidenceの視覚的経験で診断可能である |
内科的治療 | ステロイド・抗免疫抑制剤・抗アレルギー系統の薬剤の調整で好反応する 治療処方内容の細目提示 感受性デイスク検査で抗生剤を選定する |
予後 | 再発があり 治療に難しく無いが休薬すると再発する |
総括 | 再発しないように内服薬の閾値選定がかぎ |
交付文書 | 初診時に充分にインフォームドコンセントを薦める |